Special interview Vol,2 with 【MAIDENS SHOP WOMEN MANAGER│Yasuko Furuta】
4月19日から藤井大丸で開催される「crinkle crinkle crinkle×MAIDENS SHOP WOMEN」ポップアップストア。 crincle crinkle crinkleディレクターの金原広和さんと、友人でもあり今回共に出店するMAIDENS SHOP WOMENバイヤー兼ショップマネージャーの古田靖子さんが、その経緯や見どころを語り合います。 金原 靖ねぇ(古田さん)と知り合ったのは、僕がMAIDENS SHOP WOMENにお客として立ち寄ったのがきっかけです。お店のフリーな雰囲気が心地よくて、話をしているうちに友人や周りにいる人たちが色々つながって。それからはファミリー的な感覚で仲良くさせてもらっているんだよね。 古田 2021年9月にお店がオープンした直後に金原さんがいらっしゃって、ひと目で只者ではないなと(笑)。それで、どんな方なんだろう?と気になって話しかけたんです。雑誌の取材を受けたとき、お客様スナップにも出演していただいて。それから今度は私がYouTubeに出演させていただいたり食事に行ったりと、色々と世界が広がるきっかけを与えてくれる方。 金原 僕も靖ねぇから多くのものをもらっていると思う。MAIDENSは、買い物をしに行くだけじゃない、それ以外も分かち合う、共有するという感じ。お店に行くと感動のある服に出会えるし、クリエイターとして情報や刺激、インスピレーションをもらえるんですよね。使い捨てされるブランドも多いし、売上も大事だけれど、そういうやり方だとクリエイターが摩耗してしまう。海外では自然体でやっているブランドの方が力があって、MAIDENSもcrinkleもそういう気持ちをお互い持って尊重していける関係がとても心地いい。それで今回も、藤井大丸でのポップアップが決まって、ただ出店するだけじゃなく「crinkle×〇〇」で何か相乗効果が生まれるような面白い企画ができないかという話になったときに、お声がけさせてもらったんです。 古田 MAIDENSもまだ関西で出店したことがなかったし、お話をいただいたときは、一緒にお店作りをしたらどうなるんだろう?とワクワクしました。金原さんのクリエイションは、ご自身のスタイリングもそうなんですが、モードとヴィンテージやクラフト感のバランスがお上手で、その良さがcrinkleには出ていると思っていて。MAIDENSでもスタイリングでそこは意識しているところなので、リンクする部分があるんじゃないかと。 金原 そう、そこがまさにブランドの成り立ちとリンクする部分でもある。靖ねぇは僕の想いをとても理解してくれていて、モード、ハンドクラフト的な優しさ、服への愛が強い。それに、メンズとウィメンズのMIX感も好きなところ。ユニセックスではなく、男性と女性それぞれに向けた服があった上でそれをあえてMIXして着るスタイルを、MAIDENSは見事に表現していてハマっているんですよね。 古田 ポップアップでは、crinkleの空気感とMAIDENSの空気感のMIXで面白い効果が生まれたらいいですよね。アイテムとしてのコラボはないけれど、このイベント自体がコラボ=“何かが生まれること”。それを、いらしていただけた方たちに感じてもらえたら嬉しいです。 金原 そうだね。今回、人と人とのハートのマッチングがよくて、仕事モードというより何か一緒にやれたらハッピーだよね!というマインドからスタートしているので、それがポップアップのお店の空気になればいいなと。“ハッピーに楽しむ”って、良くも悪くも今のファッションに欠けている要素じゃないかと思っていて。バイイングも接客も、本人たちにワクワクする気持ちがあるからこそお客さんも楽しめると思うんですよね。僕たちも、ポップアップに来てくれた方も、一緒にハッピーになれて、そんな風に関西に愛が届けられたらいいなと思っています。 ...